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2006年11月の2件の記事

儲ける事と社会貢献

久しぶり、このブログへの投稿です。
生活環境の変化?などもあったため、ちょっと(かなり?)多忙でした。
ちなみに諸事情でネット環境も中断があり、すごく不便な思いをしました。

前回、「ザ・ボディショップ」の創業者について紹介したいと予告しました。
予告どおりですが、『社会起業家』と言うより『社会活動家』の方が正確みたいですね。
いずれにしても、以前から経営関係の本で見かけていたため気になっていたのです。

さて、そのアニータ・ロディックについて朝日新聞の特集から抜粋してまとめます。
まず、ボディショップですが、世界で2,000店を超える天然化粧品のチェーン企業です。
本人(女性)が夫と共に、1976年にイギリスで小さな店を開いたのが始まりとのことです。

日本では、1990年に出店し、現在は大手流通グループ傘下を含め110店舗を超えるようです。ちなみに、鹿児島でもおなじみアミュプラザ内にテナントとして入ってると思います。
残念ながら、私は化粧の習慣(趣味?)が無いので、商品については良くわかりません。

ユニークなのは、創業当時からは想像もつかないほど世界的な企業に発展したことと、経営の柱として「環境保護」や「人権擁護」を掲げるなど、社会貢献を両立させている点です。記事によると、「商業主義一辺倒の業界では型破り」だったとのこと。

また、生産農家の自立を促すための原料調達や、従業員の個性尊重なども貴重な方針でしょう。インタビューで、『「社会貢献とビジネスの両立」に矛盾は?』と聞かれ、『ビジネスの目的は利益をあげ、いい製品を作ること。同時に、道徳や倫理のネットワークを作ることでもある。それが私の考えです。~』と答えています……

さらに、店頭で人権擁護などのキャンペーンをした時決まって売上げは落ちるため、「追随する会社がない」こと。しかし、「従業員は~他人を思いやる仕事に就いているという誇りを感じ、~転職率は~著しく低く」なったことなど、確かに「型破り」と思われるかもしれません。

これらは簡単でない部分もありますが、従業員の個性を大切にすることは今後の主流でしょう。「店というより大学のキャンパスに近い」というのは、うらやましい?人も多いのではないでしょうか。もちろん、実際のところは見ていないのであくまでイメージなのですが……

いずれにしても、私たちはビジネスで「儲ける」ことと「社会貢献」を、『相反するもの』または『全く別次元のもの』と捉えてしまいがちです。そうでは無く、ビジネスそのものが社会貢献の大きな力になった有名な事例として取り上げてみました。

ちょっと硬い話になりましたかね?もうすぐネット環境も復活しそうです。
それでは、また……

「社会起業家」を調べる

最近、あるきっかけで「社会起業家」という言葉に興味を持ちました。以前から何となく気になっていましたが、あらためて意識することになりました。一般的にに言うと、いわゆるNPO(特定非営利活動)法人と言われている形態の事業が多く、簡単にイメージしやすいでしょう

「社会起業家―「よい社会」をつくる人たち」 (町田 洋次 著/PHP研究所刊) のアマゾン紹介文によると、…「社会起業家」とは、「医療、福祉、教育、環境、文化などの社会サービスを事業として行う人たち」であり、…その活動スタイルは様々である。90年代後半にまずイギリスで紹介され、…社会を活性化する存在として注目された。…日本でも、単なるボランティアや経済的利益だけを追求する起業家とは違う「社会起業家」が現れはじめた…とのこと。

良く調べたら、自分が思い込んでいた「社会的ミッションを前面に掲げた営利企業」というより、より限定的な意味みたいですね。この際、言葉が正確であるかないかより、そう言ったビジネスの目的が必要とされていることは間違いないでしょう(ちょっと強引)。そういった意味で、次回は朝日新聞・beの記事より、有名なザ・ボディショップ創業者のアニータ・ロディックについて紹介したいと思ってます。
ふーっ、まとめるのがちょっと大変そうだけど……

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