フォトアルバム

最近お気に入りの本

 

« 深み行く秋 | メイン | 儲ける事と社会貢献 »

「社会起業家」を調べる

最近、あるきっかけで「社会起業家」という言葉に興味を持ちました。以前から何となく気になっていましたが、あらためて意識することになりました。一般的にに言うと、いわゆるNPO(特定非営利活動)法人と言われている形態の事業が多く、簡単にイメージしやすいでしょう

「社会起業家―「よい社会」をつくる人たち」 (町田 洋次 著/PHP研究所刊) のアマゾン紹介文によると、…「社会起業家」とは、「医療、福祉、教育、環境、文化などの社会サービスを事業として行う人たち」であり、…その活動スタイルは様々である。90年代後半にまずイギリスで紹介され、…社会を活性化する存在として注目された。…日本でも、単なるボランティアや経済的利益だけを追求する起業家とは違う「社会起業家」が現れはじめた…とのこと。

良く調べたら、自分が思い込んでいた「社会的ミッションを前面に掲げた営利企業」というより、より限定的な意味みたいですね。この際、言葉が正確であるかないかより、そう言ったビジネスの目的が必要とされていることは間違いないでしょう(ちょっと強引)。そういった意味で、次回は朝日新聞・beの記事より、有名なザ・ボディショップ創業者のアニータ・ロディックについて紹介したいと思ってます。
ふーっ、まとめるのがちょっと大変そうだけど……

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.synapse-blog.jp/t/trackback/229040/6614400

「社会起業家」を調べるを参照しているブログ:

コメント

sharkinさん

「社会起業家」-「市民起業家」と提唱する方もいるようですけど-、イギリスで1990年代中頃に発祥し、日本でも1997年頃から諸活動が行われているようですね。
私もいろんな本を読みましたが、
・地域生活者の「問題解決」に「地域の経営資源やネットワーク」を活用し、「マネジメント手法」で取り組む起業家のこと。
・事業分野は、子育て、教育、高齢者、障害者、健康、医療、不登校・ひきこもり、ホームレス、就労、まちづくり、CB・起業支援など。
と起業家そのものを人物像やどの事業領域を定義する書物は多いのですが、”お金”を資本として利潤を追求する市場経済社会の起業家と何が違うの?と頭の中に疑問を持っていました。
そんな中、頭にスーッと入ってきた用語に「社会関係資本」があります。
経済学的用語の「社会資本」と異なり、社会における人間や組織相互をつなぐ”糊”を資本の重要なる構成要素として、ここにビジネス手法を取り入れた起業家を社会起業家というのだと最近はなにやらひとり納得しています。
社会関係資本は、「互酬性」、「信頼」、「社会ネットワーク」から構成されると定義されているのですが、これはマッキーバーの定義する「コミュニティ」「アソシエーション」の後者の概念に近いと思います。

早速のご投稿ありがとうございます。
なるほど、かなり研究されてらっしゃるのですね。あらためて勉強になりました。
まだまだ私自身の理解が浅いのかもしれませんが、従来は行政等が提供していた公共(的?)サービスの一部を、より効果的または効率的に行うために、企業経営的な組織や手法を活用して運営するものなのかな?と現時点では思ってます。(かなり狭めた現実的理解かもしれませんが……)もちろん、本来はもっとマインド的な部分も含むのでしょうけど。
後半は、私の偏った知識ではカバーできない?領域になりますが、今後とも可能な範囲でいろいろとお教えください。
しかし、なるほどWEBの利用ってすごいですね。もっと活用していきたいと思います。

コメントを投稿

最近のトラックバック

Powered by Six Apart