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社会起業に鋭い指摘!

以前、社会起業について書きましたが、
目が覚めるぐらい納得のコメントが出ました。
あの神田昌典.COMの最近の配信メールです。

なお、少しの引用にとどめたかったのですが、
あまりに分かりやすい文章を削ることも難しく、
転載可とありますので、大半をそのまま引用します。

とにかく、起業家を目指す人は特に注意すべき内容です。
私自身も非常に考えさせられ、是非残しておきたい文です。
※以下----線内は、神田昌典氏メール配信文よりの引用です。
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社会起業とは ― 分かりやすく言ってしまえば、
単に儲けるだけではなく、社会変革・社会貢献のための手段として
ビジネスを展開することだよね。
もちろんビジネスの根幹に社会貢献があるのは
当ったり前の話だったんだけど、
この20年で、この価値観は風化してしまっていた。

(中略)

とくに中心にカリスマ的なリーダーがいると、
リーダーのまわりにいるだけで、
純粋な子たちは、なにか歴史的なことが動くように錯覚する。
だからきちんと報酬を受け取らずに(ときにはお金を払って)、
ボランティアで働き続けるわけだね。

これは起業家にとってはコスト構造が甘くなる。
なんたって人件費が無料になるからね。

(中略)

このような理由で、利益性を軽視し、社会性だけが強調される
ビジネスは、本当に安定するのかというところに疑問点がある。

さらにね、一番まいっちゃうのは、
カリスマ性のあるリーダーっていうのは、
たいていコンプレックスからビジネスを立ち上げる。
それが「儲け」という分かりやすいエゴであれば、
まわりも正気を保てるんだけど、
それが「正義」という、誰も疑問をさしはさみにくい概念で、
ビジネスがコーティングされちゃうと、みんなコロリと
洗脳状態に陥っちゃうんだよね。

そもそもリーダー本人が、自己洗脳されちゃっているでしょ。
するとロジックというよりも、感情だけでビジネスが動いていく。
感情は時間が経つにつれて弛んでくる。

するとさー「正義」の集団が、いつの間にか、
「悪」の集団になっているのだよ
(=ところが、本人たちは、いつまでも
 自分たちは「正義」だと思い込んでる!)

(中略)

社会起業というネーミングには、聞こえがいいために、
実はそこに内在する問題点を覆い隠してしまう傾向があると、
私は思っている。

だからね、社会起業をするという、自分の動機が
まともかどうかについては、慎重に見極める必要があるね。

今回は、社会起業の潜在的な問題点を書いたけど
 ― なにも社会起業をやめて欲しいっていうんじゃなくてね・・・
やって欲しいからこそ、そのリスクを書いたわけだ。

このリスクがわかったうえで、どうやって事業アイデアを
見つければいいのか?
その見つけ方については、次号で答えることにしましょう。

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以上が引用です。
なお、このメール記事全文が読みたい方は、
公式サイトから読者登録すれば見れると思います。

「んー、参った」と思うのは私だけではないはず……

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